療法について

S.S.P.療法(低周波療法)

S.S.P.療法とは、円錐形状の金属電極を用いた体表面刺激療法です。
1976年、大阪医科大学麻酔科と日本メディックスが産学共同研究により発表。「刺さない鍼治療」とも呼ばれ、発表以来20年余りの間に数々の基礎研究と臨床研究が行われました。現在では、ペインクリニック、リハビリテーションといった痛みの専門分野をはじめ、内科、産婦人科、小児科、歯科など幅広い分野での治療に使用されています。さらに鍼治療の本場、中国、韓国でも認められ、S.S.P.療法は世界各国に広がっています。

S.S.P.電極の特性

S.S.P.電極は真鍮に銀メッキを施した金属製の電極で、円座の中央部が円錐状になっています。
先端部が皮膚に密着する際に圧力が一点に集中するため皮膚抵抗が大きい皮膚の角質が変形。その結果、先端部に電流が集中して、治療点への高密度な電通が可能になります。
同時に外周の円座の縁にも圧力が加わるため、若干の電流が流れ、これが過大電流に対する自動制御的な機能を果していると考えられます。

プラセンタ療法

プラセンタとは?

プラセンタ(placenta)とは哺乳類の胎盤のことで、医薬品の世界ではこの英名の方が広く使われています。
胎盤は、妊娠中の胎児を包む膜(羊膜)と、子宮とを結ぶところに位置する円盤状の、妊娠中に臨時に作られる臓器です。 その役割は、母体の中にあって、まだ人間の体として1本立していない胎児と母親を結ぶところに位置して、胎児の各種臓器を代行することです。また、母親から供給される栄養分を胎児に運び、胎児の排泄物を母親の体に渡す役割も担っています。さらにホルモン分泌するほか、毒物などの物質の侵入から胎児を守る免疫機能の役割も果たしています。
いずれにしろ着床した受精卵がわずか10ヶ月で、みごとな赤ちゃんに成長するのは胎盤の働きによるところが大きく、その役割を果たす期間は短いものの、まさに万能臓器と言えるかもしれません。

プラセンタ療法とは?

胎盤(プラセンタ)から抽出されたエキスの有効成分を、注射、内服などにより治療に用いる療法の総称を『プラセンタ療法』と言います。
新陳代謝を促進、自律神経やホルモンのバランス調整、免疫・抵抗力を高めるなど、難病と呼ばれる病気の症状が軽くなり、元気に過ごせるようになるお薬です。
当院では、プラセンタ療法を希望する方へ適切な用法・用量を検討いたします。お気軽にご相談ください。

プラセンタの良く効く病気・症状

頭痛・口内炎・喘息・食欲不振・肝炎・肝硬変・パーキンソン病・るいそう・腎炎・糖尿病・ネフローゼ・高血圧・狭心症・貧血・十二指腸潰瘍

肩こり・むちうち・五十肩・腰痛・ひざ痛・筋肉痛・リウマチ・関節炎

更年期障害・乳汁分泌不全・生理痛・生理不順・無月経・冷え性

アトピー性皮膚炎・肌荒れ・しみ・乾燥肌・脱毛症

自律神経失調症・うつ病・不眠症

夜尿症・性欲低下

アレルギー性結膜炎・眼精疲労・視力低下

アレルギー性鼻炎・耳鳴り・めまい・メニエール病・臭覚低下

歯槽膿漏・味覚低下

プラセンタエキスの作用と美容効果

主な作用 効果
細胞呼吸、組織代謝を活発にする作用 細胞呼吸を活発にし、新陳代謝を盛んにして、細胞の老化を防ぎます。
老化角質を融解する作用 老化した角質が剥がれるのを助けます。過度の老化角質が皮脂口、汗腺口を詰まらせるのを防ぎ、新陳代謝をスムーズにします。
肉芽の形成を促進する作用 傷ややけどによる欠損組織に対して、肉芽の形成、増殖を促進して、欠損組織の再生を助けます。
保湿作用 ?天然アミノ酸が角質の水分を保持します、老化を予防しうるおい、ハリのあるお肌を保ちます。
細胞分裂増殖作用 皮膚を形成しているのは細胞です。停滞してしまった皮膚の細胞機能を高めると同時に、細胞分裂を促して若いお肌を取り戻します。
弾力回復作用 可溶性コラーゲンなど結合組織の新生を助ける事で新陳代謝を促します。
末梢血流を増す作用 末梢血管の収縮を高め、皮膚の血行をよくして、栄養補給、老廃物の排除をスムーズにします。
美白作用 チロシナーゼ活性を抑制する事により、シミの原因になるメラニン生成を抑える作用があります。
抗炎症作用 熱・紫外線などの外界からの刺激による皮膚の炎症を鎮めます。
活性酸素除去作用 食細胞(白血球)が産出、分泌する過剰な活性酸素を除去します。活性酸素はメラニン形成に反応関与してメラニン生成を急速に増大させたり、また不飽和脂肪酸に作用して過酸化脂質を形成し、それが皮膚の老化(しわ・しみ)の大きな原因の一つになります。

プラセンタエキスの薬理作用

ラエンネック注射薬(日本生物製剤)が慢性肝機能疾患時の肝機能の改善に、
メルスモン注射薬(メルスモン製薬)が更年期障害、乳汁分泌不全での効果が認められています。
また、下記の薬理作用が広範囲にわたり実証されています。

■自律神経調整作用(自律神経のバランスを整える)
■強肝・解毒作用(肝臓の働きを強める)
■基礎代謝向上作用(基礎代謝の向上、新陳代謝の活性化で細胞や器官、臓器の活動を活性化させる)
■免疫賦活作用(免疫力を強化し、抵抗力を高める)
■抗炎症作用(炎症を抑え、壊れた組織の修復を促進する)
■内分泌調整作用(内分泌系のバランスを整え、ホルモンバランスを調整する)
■活性酸素除去作用(活性酸素を除去し、酸化を防ぐ)
■血行促進・造血作用(造血組織を刺激し、血流を良くする)
以上の作用が総合的に働き、健康促進・改善に速効的に作用します。

プラセンタエキスの安全性

【注射薬】
正常分娩で生まれた健康人の胎盤を原料としており、塩酸加水分解法により101℃以上、1時間以上の加熱を行い、さらに121℃60分(中間工程)および121℃30分(製造工程の最後)高圧蒸気滅菌処理を行うことで、徹底的に各種ウィルス、細菌は不活性化され、ホルモン、蛋白質、異常プリオンは含有しません。

【医薬品・健康食品・化粧品】
これらはすべてブタ由来プラセンタエキスを使用しています。製造工程において、医薬品は60℃3時間の熱処理後に120℃にて約1時間の熱処理を行います。健康食品は60℃3時間の熱処理後に90℃で約1時間熱処理を行います。化粧品は60℃6時間の熱処理を行っています。